THREE IN ONE No.14
 主語と動詞が「離れてしまう」ことがあります。
これは初級〜中級レベルの英語学習者にとって,英語を正しく読もうとする際の妨げになりがちです。

主語と動詞が離れるのは以下のケースです。

<1> 主語と動詞の間に補足的な情報を挿入する場合。

    主語,補足情報,動詞 

<2> 主語と動詞の間に,主語を修飾する形容詞が置かれる場合。
 
    主語 形容詞 動詞

*ここでの形容詞とは,前置詞句,動詞のing,過去分詞,関係代名詞節,関係副詞など。

今日の例文は上記の<1>のケースです。「補足情報」に当たる例文のことばは分詞構文のingです。分詞構文はそもそも「補足情報」ですね。

上記の<1>と<2>の構造の英文が苦手な人は,文の構造を正確につかむことができないため,いくら語いを増やしても英語が苦手なままになってしまいます。

TOEICやTOEFLの文法問題ではよく主語と動詞を見つけさせる問題が出題されますが,英語力を見る上でとても理にかなった出題だと思います。

The stout man, whistling his favorite theme tune, took off his underwear, wrapped a towel around his lower body, and got into the sauna.

▽ Slash Reading
The stout man, /whistling his favorite theme tune,/took off his underwear,/wrapped a towel/around his lower body,/and got/into the sauna.

▽ Slash Translation
このでっぷりした男は/最も気に入っているテーマ曲を口笛で吹きながら/下着を脱ぎ/タオルを巻き/自分の下部の胴体の周りに/そして至った/サウナの中へと。

▽ Free Translation
でっぷりした男は,最もお気に入りのテーマ曲を口笛で吹きながら,下着を脱ぎ,タオルを下半身に巻き付け,サウナに入った。


▼ WORDS

□ stout<形>でっぷりした,肉付きのよい(◆ fatの遠回しな表現)

□ whistle<動1or3>口笛を吹く,…を口笛で吹く

□ favorite<形>最も気に入っている(◆最上級の意味を含むので,most favorite などとしないように)

□ theme<名>テーマ,主題(◆発音に注意)

□ tune<名>メロディー,曲

□ underwear<名>下着(= underclothes)(◆不可算名詞)

□ wrap<動3>…を巻く,…を包む

□ around<前>…の周りに

□ lower<形>(二つに分けた)下部の(<=> upper「上部の」)

□ get<動1>(副詞(句)を伴い)…に至る(◆ get there なら「そこへ至る」,get to ...なら「…に至る」)


▼ Phrases & Patterns

□ take ... off<動>…を脱ぐ(<=> put ... on)(◆代名詞を目的語にする場合は必ず挿入する:○ take them off/× take off them)

□ wrap A (a)round B<動>AをBに巻く

□ get into ...<動>…の中に入る(◆「至る」(get)+「…の中へ」(into ...)

□ <S>, Ving … , <V> 〜. 「<S>は,Vして[Vしながら],<V>する」

  = Ving …, <S> <V> 〜

(◆ Vingは,<V>と同時,もしくは直前の出来事を補足的に説明する)

英単語、英熟語、英文法を同時に学ぶ例文