THREE IN ONE No.61
 以前のレッスンで助動詞の過去形の話をしましたよね。 過去形は「過去を表さず空想や想像を表す」というのが要点でした。

助動詞の過去形は一方で「遠慮がちにものを言う」とか「遠慮しながらものを頼む」場合にも用います。
例えば,Will you ...? というより Would you ...? といった方が,また Can you ...? より Could you ...? の方がより遠慮が入っています。つまりより丁寧な言い方になるわけです。

それからもう一つ丁寧さの出し方についてのコツをお教えしましょう。 それは表現を長くすることです。

Leave me alone.
 ↓
Will you leave me alone?
 ↓
Will you be kind enough to leave me alone?

こんな風により丁寧(改まった)表現になるわけです。
今日の例文では Will you be kind enough to ...? としても十分丁寧な言い方ですがこれをさらに丁寧にして Would you ... としています。あまり丁寧すぎるのも返って嫌みに聞こえる場合がありますが,どうやらそんな感じを話し手はあえて表現したかったようです。

"Would you be kind enough to leave me alone? I must concentrate on my work." "She is studying for tomorrow's exam, so don't disturb her."

▽ Slash Reading
"Would you be kind / enough / to leave me alone? I must concentrate /on my work." "She is studying / for tomorrow's exam, / so / don't disturb her."

▽ Slash Translation
「親切にしていただける?/必要十分なだけ/私を一人にしておくのに。私は集中しなければならない/自分の勉強に」「彼女は今勉強している最中だ/明日の試験のために/だから/彼女の邪魔をしてはだめです」

▽ Free Translation
「私を一人にしておいていただける? 勉強に集中しないといけないの」「彼女は明日の試験の勉強をしているんだから,邪魔しちゃだめよ」


▼ WORDS

□ leave<動5>…を〜(の状態)にして放っておく

□ must<助>…しなければならない

□ concentrate<動1or3>(注意・労力などを)集中[傾注]する

□ work<名>仕事,作業,勉強(◆これらの意味では不可算名詞)

□ for<前>…のために,…が目的で

□ tomorrow's<形>明日の(◆ today's「今日の」,yesterday's「昨日の」.the をつけないように)

□ exam<名>試験(= examination, test)

□ disturb<動3><人>の平穏(休息・集中)を妨害する,<人>の邪魔をする(= bother, interrupt)


▼ Phrases & Patterns

□ be kind enough to V原形<動>親切にもVする
Would you be kind enough to V原形? 「Vしていただけますか?」(◆非常に丁寧な依頼表現.例文ではこのような丁寧な言い方が話し手のいらだちを示唆している)

□ leave ... alone<動><人>を一人にして(放って)おく,<物>に触れない
 
□ concentrate (A) on B<動>(Aを)Bに集中する

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