THREE IN ONE No.98
 That's nice of you.

この文の of の働きは何だろうか?

A of B となる場合、「A と B は深い絆で結びつけられている」という意味で、「A と B が強く結びついている」という感じがあります。この話は以前にも一度していますね。
  
 the legs of the table (テーブルの脚)

これは、table と legs が「強く結びついている」、つまり「一体となっている」、という感じがしますね。こう考えていくと、冒頭の英文の nice of you は「あなた」と「やさしい」 が一体となって結びついている、つまり「あなた = やさしいです」と言っていることになりますね。A of B は「A = B」という意味にもなるということがわかります。

 the state of Texas
 (州、これはイコール、テキサスです → テキサス州)

一見何の関係もなさそうなこれらの of が、実は本質的には同じ根っこをもっていることがわかります。最後に、以下の英文を訳して下さい。

 It's nice of you to say that.

答は、「そう言ってくれて、あなたはやさしいですね」という意味です。(It は to say that を指す形式的な主語です)。 この意味では、It's nice for you to say that. としてはいけません。

It was silly of me but I took it for granted that she was content with her life. It never occurred to me that she would be full of dissatisfaction.

▽ Slash Reading
It was silly / of me / but I took it / for granted / that she was content / with her life. It never occurred / to me / that she would be full / of dissatisfaction.

▽ Slash Translation
それは愚かだった/つまり私のことだ/が,私はそれを取った/当然のことだと/(それとは)彼女が不満はないと/自分の生活に。それは一度も思いつかなかった/私には/(それとは)彼女がいっぱいであろうということが/不満で。

▽ Free Translation
私が愚かだったのですが,私は彼女が生活に満足していると勝手に信じ込んでいました。不満でいっぱいだったなんて思いもしませんでした。


▼ WORDS

□ silly<形>馬鹿な,愚かな

□ of<前>イコール…で,つまり…で(◆ the City of London「ロンドン市」←「都市 = ロンドン(である)」)

□ content<形>(現状に)満足している,不満はない;<名>((contentsで))中身,内容

□ occur<動1>起きる,発生する,思い浮かぶ(←頭の中で発生する)

□ would<助>((空想・想像して))…であろう

□ dissatisfaction<名>不満(<=> satisfaction「満足」)


▼ Phrases & Patterns

□ It is <形> of <人> to V原形.
「Vするとは,<人>は<形>である」(◆「<人>は<形>だ」の関係が成立する場合は for ではなく ofを用いる)

□ be content with ... <動>…に不満はない[かなり満足している]

□ take ... for granted <動>(何の根拠や理由もなく)…を当然のことだと思う(= assume),…のありがたみを忘れている(◆例文の it は that以下を指している)
 
□ occur to 人 「<人>にひらめく[思いつく]」

□ It occur to 人 that S + V ...「SがV...だということが<人>にひらめく[思いつく]」

□ be full of ... <動>…でいっぱいである,…に満ちている

英単語、英熟語、英文法を同時に学ぶ例文