Question
They went out by the back door.
(彼らは裏口のドアを通って出て行った。)

と本にありました。by の一つに「〜を通って」を表すとありましたが、この文で through に置き換えることは可能ですか?


Answer
可能です。
by … は「手段」を表すことばなので「…を通って」ではなく「…を使って」 と理解した方がよいでしょう。つまり,「裏口のドアを使って」 と考えてください。
through … は「通り抜け」なので,単に「裏口を通り抜けて」という意味です。



Question
前置詞の使い分けについて質問があります。以下に示す前置詞を辞書で調べると、いずれの前置詞も【原因・理由】という意味を有しているとあります。どのようにして、これらの前置詞を使い分ければ良いのでしょうか?また、良い参考書があればお教え下さい。よろしくお願いいたします。

  from, of, with, by, in, for, through, on


Answer
前置詞には核となる意味があり,それがさまざまに拡大解釈されて用いられています。上記の前置詞はいずれも「原因や理由」を直接的に表すことばではなく,核になる(元々の)意味を引きづりながらそれに近い意味を醸し出しているのです。ですから,これらのことばのニュアンスの違いを知り,その区別を行うためには,「核の意味→拡大解釈された意味」という意味の展開を知る必要があります。その上で,たくさんの実例に当たると,やがて使い分け方がわかるようになるでしょう。

以下では,「核の意味→拡大解釈された意味」という意味の展開を簡単に紹介し,何故これらが「原因や理由」に近い意味で使われるのかを見てみます。

【from】…から → …にその根源(原因)がある

 She suffered from heart disease.
 彼女の苦しみは心臓病からきていた。


【through】…を通じて → …の結果として

 Many excellent ideas have failed through lack of support.
 これまで多くの優れたアイデアが,支援不足の結果だめになっている。


【with】…と共に → …を伴って

 She was shaking with anger.
 彼女は怒りを伴って震えていた。


【for】…を指し示して → その矛先は…であり→…が理由で

 He was wanted for theft.
 彼は,窃盗が理由で,指名手配されていた。


【on】…の上にあって → …を土台にして→…に基づいて

 He was arrested on a charge of theft.
 彼は,窃盗という罪状に基づいて,逮捕された。


【in】…の中で → …の中に包まれて/…の心理状態の中で

 She looked at me in horror.
 彼女は,驚きに包まれて,私を見た。

 * in は,原因・理由と拡大解釈できる意味をもたない。


【of】…から → …から生じた

 He died of lung cancer.
 彼の死は肺ガンから生じたものだ。

 He was ashamed of his behavior.
 彼の抱く恥の感情は,彼の振るまいから生じたものだ。

 * 1番目の文では of を from に置き換えることが可能。
  of は ashamed, proud, afraid 等,感情の形容詞と結びつきやすい。



【by】…によって→…によってそれが成されて[引き起こされて]

 I met him by chance.
 私が彼に会ったのは,偶然によって引き起こされたことだ。



【参考図書について】

前置詞に関しては良書がたくさん出版されているので、書店で読み比べてみるとよいでしょう。
上記の説明のように「核の意味→拡大解釈された意味」という展開を豊富な実例を交えて最も効果的に説明している本は,高山英士著の『30語超発想英会話』(Linkage Club)です。
また,前置詞の意味を視覚的に身につけるための本として私が面白いと思うのは,「ネイティブの感覚で前置詞が使える」(ベレ出版)です。



Question
「机の上に本がある」は、There is a book on the desk. となり、この否定文は、There is not a book on the desk.で「机の上に本はない」の意味ですよね?しかし、英作問題などの答えは、There is no book on the desk. となっています。この違いは何ですか?
「椅子の下に猫はいない」を英作するときは、There is no cat under the desk. か There is not a cat under the desk. かどちらが正しいのですか?

Answer
存在を表す「There is ...」の否定文で,主語(「...」部分)が可算名詞の単数形である場合は,There isn't a ... と,There is no ... の両方が可能です。よって,ご質問の文はいずれも正しいと言えます。日常的な会話では There isn't a ... の方がよく使われると思います。というのは,There is no ... はよりフォーマルな言い方だからです。

 肯定文:
 There is a book on the desk.

 否定文:
 There isn't a book on the desk. (机の上に本はありません)
 There is no book on the desk. 

ちなみに,There is not a book on the desk. も可能ですが,その場合,not の意味が特に強調され,「(君はあると言っているけど)机の上に本はないよ」といった感じになります。

また,複数形が主語になる場合の否定文は,There aren't any ... と There are no ... の両方が可能です。

 肯定文:
 There are tigers in that country.

 否定文:
 There aren't any tigers in that country.
 There are no tigers in that country.

上記において There aren't tigers in that country. は不自然です。このことは主語が不可算名詞である場合にも当てはまります:

 ○ There isn't any sugar in the bowl.
 ○ There is no sugar in the bowl.
 △ There isn't sugar in the bowl. (不自然な文)



Question
こんにちは。beforeの接続詞の用法で理解に苦しむことがあったのでお尋ね致します。

ある参考書で
I want you to finish this work before I started for Europe next week.
(私が来週ヨーロッパに旅立つまでにこの仕事を終えてもらいたい)

という例文が掲載されていました。
引っかかる点・疑問点は接続詞before以下の従属節中の動詞の時制に関してです。

1)〜 before I started 〜の「started」は誤りではないか。「start」が正しいのではないか。(beforeの使用法について)

2) ひょっとして「started」の前に完了形の「have」が、主節の「want」または「finish」の意味上の影響を受けて「省略」されているのか。果たしてそのようなことがあるのか。そもそも完了形だったらこの文は正しくなるのか。以上の2点です。宜しくお願い致します。

Answer
started は誤りです。start にしなければなりません。
ちなみに,未来の行為を指して「〜し終わる前に」,「〜し終わった時に」,「ひとたび〜してしまうと」という場合, before 〜 ,when 〜,once 〜 等の時を表す副詞節中で 「have [has] + 動詞の過去分詞形」 を用いることがありますが,その場合に have [has] を省略することはできません。

 It will be easier once you've started.
 ひとたび始めてしまえばあとは簡単です。

それから表現上のことですが,よく中高生向けの参考書では「出発する」を start としているものが多いようですが,ネイティブはこの意味で start を用いることはほとんどありません。(上記例文のように「始める」という意味が基本です)leave で置き換えた方が自然な英語になるので覚えておきましょう。

【訂正後の例文】

 I want you to finish this work before I leave for Europe next week.




Question
ジーニアス和英辞典で、「...にとって」を調べていたら、to と for が出ていました。例文としてはそれぞれ,

 Her baby was a great blessing to her.

 a big difficulty for him.

とでていました。どのようにしてtoとforを使い分ければよいのでしょうか? よろしくお願いします。

Answer
大雑把に言えば,for ... は「…にとって」,to ...は「…の元へ(もたらされる)」とか「…に対して(面して)」です。

 a great difficulty for him の for は単純に「彼にとって」と取ります。 

 a great blession to her で to が使われているのは,a great blessing(大きな恵み)が「彼女の元へもたらされている」という感覚からです。

次の例も参考に,

 明日なら(私にとって)都合がいいです。
 Tomorrow is good for me.

 彼は私に(対して)親切です。
 He is nice to me.

 *この to には talk to ...(...に対して(向かって)話をする)などの to と同じ感覚です。



Question
次の原因と現象の文があったとします。 「とても寒かったから、私は風邪をひいた。」
これを原因と現象に分けると下記になります。

 原因:とても寒かった。 :It was very cold.
 現象:私は風邪をひいた。:I caught a cold.

例えば「そういう訳で風邪をひいたのである。」という文をある参考書ではこれを英訳すると次のようになるという記述がございます。

 英訳:That's why I caught a cold.

また、「そのようになった訳はとても寒かったからである。」という文をある参考書ではこれを英訳すると次のようになるという記述がございます。

 英訳:That's because it was very cold.

これを整理すると That's why 〜 現象、That's because 〜 原因となると考えてよいのでしょうか?

Answer
はい,その通りです。
あまり難しく考えず,素直に意味を取ればよいのではないでしょうか。つまり,why I caught (a) cold は「何故私が風邪を引いたか」という意味。だから,That is why I caught cold. は「それ(=今述べたこと)は,何故私が風邪を引いたか,です」→「それは,何故私が風邪を引いたか,を述べています」となります。

一方,because it was very cold は「何故ならば寒かったからです」という意味。だから,That is because it was very cold. は「それ(=今述べたこと)は,何故ならば寒かったから,です」となります。

That is why ... は That is the reason why ... の the reason が省略されたのだと説明する参考書が多いようですが,何故,the reason を勝手に省略してよいのか,その理由が私にはわかりません。



Question
実は私には中国系アメリカ人のメル友がいるのですが、どうやって訳しても意味が分からなくなる文章があるので、ぜひ読んでいただき訳して欲しいのですが・・・。

あと単語が辞書に載っていないものもあって大変困っています・・・。
ぜひ分かれば教えていただきたいしだいです。

どう訳していいのか分からない文章とは、
1 What other shows are you into?
2 I have gotta head off to class.
3 Talk to ya later!!
この文章なのです。

あと単語のほうでは、
1 Yup
2 gotta
3 ya
という単語です。

2のgottaという単語はwanna=want toと似たような単語なのでしょうか??

Answer
1. be into ... というのは,「…に熱中している」「…にはまっている」という意味。(◆このような表現の意味の成り立ちと他の使用例は,『30語超発想英会話』(下記URL)をご参考に)。
 http://www.allinone-english.com/A1EX/re30english.html

show というのは「(テレビ・ラジオの)番組」「映画」という意味だから,全体として,「他にどんな番組[映画]にはまっているの?」ということ。

2. gotta は got to が縮まったことばで 「…しなくちゃいけない」。 head off は「(どこかへ向かって)出発する」。全体として,「(もう)授業に出かけなきゃ」。ちなみに,have gotta とはあまり言わない。've gotta か,単に gotta とする人がほとんど。映画を見ていると,この gotta はしょっちゅう出てきます。

3. I'll talk to you later. という意味。ya は you の意味。later は「また近いうちに」。See you later. が I'll see you later. の I'll を省略した言い方であるのと同様,この決まり文句も,I'll が省略されている。「また君と話をしたいと思うよ」という意味で,電話やメールの最後に言うことばです。

また,Yup は Yes という意味。

いずれも一般的な口語(俗語)表現で,(一部の人達だけの間で用いられるような)特殊な表現ではありません。



Question
時間について教えてください。

あるメールマガジンで
it is still 4 o'clock というのは間違いであって、
it is only 4 o'clock というのが正しいとありました。

私の周りのネイティブにはどちらも使っている人が結構いるので混乱しています。実際は、どちらが正しい(どちらも正しい)のでしょうか。宜しくお願いいたします。

Answer
(帰ろうとしている人に対して)「おい,まだ10時じゃないか」 という場合は,以下のいずれかの言い方をすると思います。

 (a) Oh, come on. It's only 10 o'clock.
 (b) Oh, come on. It's just 10 o'clock.

 * この場合の just は exactly (ちょうど)ではなく only (…に過ぎない)の意味です。

It's still 10 o'clock. とは言わないでしょう。still をつける場合でも,only をつけるのが一般的です:

 (c) Oh, come on. It's still only 10 o'clock.



Question
made from と made into の違いは何ですか??使い分け方があれば教えてください。

Answer

 A is made from B. (AはBから作られている)

 B is made into A. (BはAに作り変えられる)

上記のように,be made from と be made into はちょうど反対の関係になります。from ...は「…から(生じる)」という意味。また,into ...は「(結果として)…になる」という意味なので,この違いが生まれるわけです。

この「(結果として)…になる」という into の役割はさまざまな表現で応用できるので覚えておくと便利です:

 change into a butterfly ((毛虫が)変化して蝶になる)

 translate it into English (それを英語になるように変換する)

 break it into pieces (それを粉々になるように割る)




Question
ある参考書に下記の依頼の表現があり,このような表現もできるのだと驚きました。

英文:Do you want to shut the door?
和訳:ドアを閉めてもらえる?

これはかなり親しい間柄で使えるということはなんとなく判りますが,どのくらいの丁寧さであるのか知りたくなりました。これまでの学習で[will]よりは[would]の方が丁寧,「命令形」より,「疑問形,仮定法」の方が丁寧という感覚がありますが,具体的な相互関係はよく判りません。私の知っている依頼の表現を下記に並べます。

(1) Please shut the door.
(2) Would you like to shut the door?
(3) I'd like you to shut the door.
(4) Do you want to shut the door?
(5) I want you to shut the door.
(6) Do you mind shutting the door?
(7) Would you mind shutting the door?
(8) Maybe you could shut the door.
(9) Will you shut the door?
(10) Would you shut the door?
(11) Can you shut the door?
(12) Could you shut the door?

質問1.依頼の表現で上記の他にありましたら,照会願えますか?

質問2.上記の(1)〜(12)を丁寧さの順番に並べるとどうなりますか?


Answer
回答の負担が大きすぎるので,1番目の質問である Do you want to ...?の使い方の質問だけにお答えします。

Do you want to [wanna] ...? という表現は仲間に何かを頼むときによく用いられます。「…してもらえる?」ぐらいの感じでしょうか。依頼者と頼まれた相手が同じグループ内で何かの行動をしている場合に用い,不作法な言い方にはなりません。Can you shut the door? とか Maybe you could shut the door.ぐらいの丁寧さのレベルと考えてよいでしょう。

Do you want to ...? は直訳すれば「あなたは…したい?」ですから,依頼者のみならずそれを頼まれた人間にとってもそれをすることが利益になるということが使用の条件になります。例えば授業中にスライドを見せようとしている状況で先生が以下のように言ったりします:

OK, let's start. Jim, could you turn off the lights? And Jack,
do you want to close the door?

(じゃあ始めよう。ジム,電気を消してもらえる? それからジャック,ドアをしめてくれるかな)



Question
ある英語の参考書に次のような例文が載っていました。

 My boss scolded me for drinking on the job.
 (仕事で酒を飲んで、上司に叱られちゃったよ。)

ここで疑問に思ったのはscold(ed)という単語です。ほかのいくつかの参考書では『scoldという単語は母親や先生が子供を叱るときに使う単語であり、会社で叱られたという時に The boss scolded me.をいうとネイティブにはおかしく聞こえる。このようなときはtell offのような単語を使う。』みたいなことが書いてありました。ただ上の例文が載っていた参考書は何人かのネイティブにきちんと英文をチェックされていると書いてあったので間違いではないと思うのですが、実際にはどうなのでしょうか?会社でしかられた、という時でもscoldは何の違和感もなく使えるのでしょうか?
よろしくお願いします。


Answer
scold の使い方としては不適切です。scold は親や大人が子供を叱るという場合に用いることばなので,大人が大人を叱るという場合に用いると滑稽に聞こえます。

  My boss scolded me for drinking on the job.
  My boss told me off for drinking on the job.
  My boss jumped all over [jumped on] me for drinking on the job.
  My boss reprimanded me for drinking on the job. (フォーマル)




【CONTENTS】

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