Question
TOEICの勉強方法について質問させてください。
このコーナーで、 「800点以上は、何かの参考書や問題集で対応できるレベルではありません。英字新聞や週刊紙を毎日読み、ニュースを英語で聴いていて、つまり英語が日常の生活の一部になって始めて到達できるレベルです。」 という説明がありました。
私は、年に1〜2回のペースでTOEICを受けていますが、過去4回が790〜815点と、頭打ち状態にあります。 仕事で英語を使うことはなく、「英語が日常の生活の一部」という訳にはいかず、英字新聞や英語ニュースを聞くことはそれなりにやっていますが、他に何か具体的な勉強方法はないでしょうか?参考書や問題集も730点レベルまでのよく見かけますが、それ以上のものとなると途端に少なくなります。 年齢がもう40歳半ばで、これが限界と思うこともありますが、何かよい方法があればお教えください。ちなみに、いつもリーディングの方が30〜40点程低く、特に、最後のセクションでは疲れもあって、文章を読み直すということをしばしばやってしまいます。

Answer
「英語が日常の生活の一部というわけにはいかない」とありますが、それなら800点後半以上のレベルに達するのは厳しいのではないでしょうか。言い換えれば、このレベルに達している人は、「それなりに学習している」人ではなく、毎日かなり自発的に学習しているか、強制的に学習させられている人達です。具体的に言うと:

<1> 仕事が英語と直結している人(翻訳者、通訳者、一部の英語教師など)。 この人達は学習しているというより仕事で英語を勉強せざるを得ない人達。

<2> 元々英語力の蓄積があって(TOEIC800点台)、かつ業務で英語でのやり取りが多い人。自分の専門分野だけでなく情報収集源として、英字紙や雑誌にも常に目を通している人。

<3>「英語の学習が趣味です」という人達。忙しくても毎日2時間ぐらいは英語に接していたいという人。

年齢はあまり関係ありません。50代の人にインタビューすると、記憶力が昔より落ちた、とか集中力が落ちた、という人が多いのは確かです。しかし、語学というのは知識や経験、教養を背景とした理解が重要な分野です。20代の人より50代の人の方が人生経験も教養も30年分多いわけですから、記憶力や集中力の若干の低下は補って余りあるはずです。

一度、意識を「TOEIC での点数アップ」から切り離し、「英語学習を楽しむ」方向へと切り替えてみてはいかがですか? そうでなければ、日常的に英語学習を強制されない人が、英語を自発的に学習することなどありえないと思います。

「何かよい方法はないものか?」と思わなくなった頃にもう一度 TOEIC を受けてみて下さい。きっとその時には、現在の停滞を抜け出して大きく進歩しているはずです。



Question
「学校文法」と「コミュニケーションのための文法」はどう異なるのでしょうか?

Answer
「学校文法 VS コミュニケーション(話すための)英文法」という構図で対比される場合の「学校文法」とは、以下のいずれかを指しているのではないでしょうか :

<1> 間違った文法知識
例えば、関係代名詞の目的格は who ではなく whom であるといった説明や、If ..., Although ..., Because ... などの節を自分勝手に分詞構文に置き換えてしまうといった言語感覚の欠如。

<2> コミュニケーション上、特に英語を母国語としない者にとって それほどこだわるべきことではないと思われる文法細目
例えば、「隅田川」は the Sumida River と the をつけなければいけないなどという定冠詞に関する細かな知識を覚えさせようとすること。それでいて the や a の本質的な区別には一切触れない教え方。 advice や information は不可算名詞だから a をつけたり複数形にしない、などという説明も同種。

一方、「コミュニケーションの英文法」とか「実用英文法」というのは、意志疎通を誤解なく行うことに力点をおいた知識を指すのでしょう。例えば、相手の所へ行く場合は go ではなく come を使うといった語法に関する知識や、進行形の I'm coming.が「今から行きます」という近い未来を表すなどということばの意味を重視した文法です。

「学校文法 VS コミュニケーション英文法」とは英語を教える側の知識や見識の差を物語る対比だと思います。英語の4つの技能(reading, listening, writing, speaking)をしっかり身につけた人ばかりが英語教育にたずさわっていれば、「学校文法」などという呼ばれ方をする特別な文法はなかったはずです。



Question
私は、音読で困っている事があります。 人名や地名の読み方が、さっぱりわからないのです。 その他の単語なら、未知のものでも、何とかなる事の方が、多いと思います。 でも、この人名・地名には、全く歯が立たず泣きたくなります。 何かで、その都度覚えていくしかないような事を目にした記憶もあり、また、日本語に置き換えて考えても、確かに特殊な読み方の人名・地名は山ほどあると納得もします。 それにしても、もう少し何とかならないものか…と、思うのです。 また、不思議に思うのは、例えば、中国やタイ…の英語圏以外の人名・地名も、さっぱり、いや、それ以上にわからない事です。 各国に、日本のローマ字表記のようなきまりは、あると思います。 おおよそでも、知っていれば、それを逆に利用して、なんとか大体でも読めるようなるのかもしれない?と思ったものですから。 (読まないのに、表記される文字がある…といったような)

Answer
Nikon は日本のカメラメーカーで我々は「ニコン」と発音していますが、英語では(誤って、というかこの綴りからの必然で)「ナイコン」と発音されています。日本の神戸(Kobe)は震災時に米国のニュースでは「コービ」と発音されていました(これまた、この綴りからは必然)。身近な例からもわかるように、固有名詞の発音は一筋縄ではいきません。ですから、人名、地名の読み方で困っているのは、我々英語を母国語としない者だけでなく、英米人自身もまたそうなのです。(特に英語圏以外の国での)固有名詞をどう発音するかがわかるためには、その国の言葉の綴りと発音の関係にまで知識が及ばなければなりません。 el Monje はスペイン語の表記を英語に置き換えているので「エルモンジェ」ではなく「エルモーンヘイ」である、といった例は山ほどあります。(但し、これを「エルモンジェ」と英米人が英語的に読み間違えた結果その音が標準化すると「エルモンジェ」という発音が英語の読み方になります)。
そこで現実的には、固有名詞の発音は辞書でその都度発音を調べるしかありません(通訳者もそうしている)。間違えて発音することが相手に失礼になるような状況では、事前に発音の仕方を辞書で調べておくことになりますが、問題は有名な固有名詞しか英和辞書には載っていない、ということです。
そこで英和辞書にも載っていない固有名詞の発音を調べるときはどうするか、ということになりますが、私は以下のような辞典を参考にしています。

「固有名詞英語発音辞典」 編者 大塚高信 他 (三省堂)



Question
30をすぎての再学習なので記憶をよみがえらせるだけでも大変です。
頭の中で英語を日本語に置き換えず理解するには一体どうしたらいいので
しょうか?
話したいことも一度英作文してしまうので会話のテンポについていけません。
Answer
「英会話」というのは大きく分けて2種類あると思います。
一つは「英作文」してはいけない英会話。もう一つは「英作文」する英会話。

前者は日常的な簡単な受け答えのことで、例えば、相手の努力を讃えて「よくやったね」という時は、Good job! とか Way to go. とか言いますが、これはそう言うのだと覚えておくしかない。このような受け答えのことばは、NHK教育番組に出てくるような言い回しで、あなたが遭遇する可能性のある場面の英語表現をたくさん覚えておかなければいけません。

また同時に It's on me.(私がおごります)とか、Are you for or against it?(君は賛成それとも反対?)とか、Is he in ? (彼、いるの?)とか、簡単な前置詞や副詞で幅広い意味内容を伝えられるようにしておくことも大切です。
弊社(Linkage Club)が発刊した Be Plus! という書籍はこの目的で作ったテキストですが、2004年に改訂版が出ますのでお楽しみに。

後者の「英作文する」英会話というのは、腰を落ち着けて少し内容のある話をするような場合。時事的な問題や仕事上の話、他人の悪口など、自分の意見を述べなければならない場合です。これは自分の意見を英語にするわけですから条件反射とはいかない。でも、こう言おうと思ったら条件反射的に自分の意思が英語で思い浮かばなければならない。これにはリーディングでボキャブラリーを増やすしかない。時事問題について話ができるようになるためには英字新聞を読む、仕事の話ができるようにするためにはその関連の雑誌や書類を読む、人の悪口や世間話がしたければ、外国人の投稿欄での愚痴を読む、というふうに。そして、「この表現は使える」と思ったらそれをメモに取っておいて口慣らしをするということも短期間で話せるようになるためには大切なことです。

とにかく、英語のアウトプット(話す、書く)がスムーズにできるようになるためには大量のインプット(読む、聞く)、特に読むということが重要になります。大量に「読む」ためには、大量に読めるだけの英語の基礎力(語彙力、文法力等)が必要になります。ただ辞書で単語を引いてなんとなくこんな意味だろう、という状態でやみくもに読んでも、アウトプットできる力は身に着きません。せめて内容の80%以上は正確に理解できる英語力を身につけておく必要があります。

強い意志があり、正しい学習方法を知っていれば、年齢に関係なく会話力は身についていくものです。



Question
英語検定1級をお持ちのlinkage clubのメンバーの方々に質問いたします。単語力不足を補うためにもっとも効率的かつ頭に入っていく、ご自身の体験談をお教え願えませんか?普段なかなか忙しさにかまけてつい旺文社の「英検1級に出る単語」集のようなものに頼る傾向にありますが、なかなか頭に入りにくいですね。

Answer
どのレベルの学習者にせよ、文脈抜きに単語を覚えることは(語数が増えればなおさら)できないでしょう。ですから、例文や例句抜きに単語を羅列しただけの単語集は、確認テストのためのものであり、覚えるためのものではないと考えた方がよいでしょう。

もし、「単語だけを(頻度順やジャンル分け等で)羅列しただけの単語集」を使うのであれば、その単語が使われる句や例文を辞書から抜き出して、ノートに書き留め、その句や例文を何度も繰り返し音読して身につけていくようにすべきです。でも、それだと自分で単語集を作っているようなものですから、かなり能率が悪いですね。

ですから、もし単語集を使うなら、必ず例文や例句のついているものを選び、例文や例句を何度も音読して身につけて下さい。それが単語集を使うときの能率の良い方法です。

実際に英検1級に合格している人について言うと、英検1級取得者の中で単語集を使って語いを増やし、それが決めてとなって合格したという人は多分いないと思います。英検1級ぐらいになると、1000語や2000語程度の集録語数の単語集ではとてもカバーしきれない、いくら単語集をやっても知らない語が試験にぼろぼろ出てくるのです。

では、単語集は全く意味がないかというと一概にそうも言えません。というのは、よく用いられる語で自分が知らない語を500とか1000語増やせば、辞書を引く回数がうんと減り、その結果、引いた数少ない単語は記憶に残りやすくなるからです。

最後に、英検1級所持者3人にどうやってボキャブラリーの増やしたかを聞いてみました:

◆ Sさん(英語講師、翻訳者):
「単語集は大学受験の時に使ったことがあるが、途中で挫折。熟語集は念入りにやった。語いを増やす方法は多読が一番だと思う。80%ぐらいの理解度でたくさん読んだ」

◆ Tさん(通訳者):
「英検1級に合格した頃はニューズウイークのカバーストーリーを毎週読むことを習慣にしていた。知らない単語は辞書を引いて記事の余白に書き込み、何度も同じ記事を読んでボキャブラリーを増やした。1年以上はそんなことを続けていたと思う」

◆ Cさん(今は主婦):
「帰国子女だけど、英検1級レベルの単語は(日常的に使わないため)知らないものが多くて苦労した。でも設問1(ボキャブラリーの問題)ができなくても何とか合格。むしろ和訳や大意要約に苦労した。言っていることはわかるけどどう日本語にすればいいのかが悩むことが多かったから。何でもかんでも辞書を引かなくてもいいと思う。自分の知らない単語で何度もでてくるものがあればそれを引けばよいと思う」

総括すると、Sさんの「80%の理解度でよいからたくさんの英文に当たる」、Tさんの「ニューズウイークやタイムのカバーストーリーを読む」、Cさんの「何でもかんでも辞書を引かない」ということばに、英検1級レベル到達の鍵があるのではないかと思います。


Question
私は今度高3になります。慶應大学を受けようと思っているのですが慶應の入試は大部分が長文読解で占めています。(どこの大学もそうですが)そこで長文の勉強の仕方なんですが難しいのをたくさん解いて入試英語になれておくのと、まずは簡単な英文を読んで徐々に難しいのをよんでいくのとどちらが力がつきますか?

Answer
「どちらか?」と問われれば、「後者」でしょうね。
「慶応(SFC)レベルの英語が読める人」は以下の3つの条件を満たしている人です:

<1> 英語を読むときの基本的なルールがわかっている。つまり英語の基本構造と文法が身についていること。(◆ ALL IN ONE の例文と文法内容はこれにあたります)

<2> 語彙力(単語、熟語、構文)が豊富である。(◆ 熟語と構文は ALL IN ONE で十分です。単語は若干不足しますので、ALL IN ONE を「核」にしてそれを補う形で英文の読解を数多くこなして下さい)

<3> 話の内容についていけるだけの知識や思考力がある。(これは短期間に身につくものではないかもしれません)

(自分にとって)「簡単な文」をたくさん読む、というのは、<1>をしっかり身につけることと、<2>を定着させることを意味します。一般に上位レベル(偏差値60以上)の大学受験生が難しい英文、と感じるのは「構造文法的」に複雑で難しいものというよりむしろ、知らない単語がたくさん出てくる、とか、話の内容が難しい、というものが多いようです。慶応などは、<2>と<3>が受験生の平均値をかなり上回っている必要があるため「誰でもが受かる大学」ではなのです。

読解の学習の進め方としては、「あまり辞書を引かなくても読める英文」を読むのが5割、「難しいと感じる英文を解説を見ながら読む」のを5割、とするのが最もよいでしょう。


Question
今春、(中学に)入学した子供を持つ母親です。子供でも使える教材は、たくさんありますが、迷います。初めて英語に接する時に、必要な事は何でしょうか?専門家集団の皆様に客観的なご意見を伺いたいです。

Answer
1.学校の教科書を勉強させてください

あれこれやるより、一つのことをきちんと身につけるほうが成果が上がります。教科書の内容が吹き込んであるテープかCDを買って繰り返し聴き、それを真似て何度も読み、暗唱します。この時期は文法の理屈よりもまずベースとなる基本的な英文を音と共にたくさん身につけることが大切です。それによって、主語と動詞の一致、否定文の構造、疑問文の構造など文法の根幹部分、英語の基礎がかなり身体に染みつきます。「音読暗唱を避け、塾で文法ドリルの練習」という短期的な成果を求めるべきではありません。


2.単語を覚えるときは必ず他のことばと一緒に覚えさせます

「play = する」と覚えるのではなく、「play soccer」,「play the piano 」というように他のことばとのつながりの中で単語を覚えるようにします。


3.和訳をさせずに英訳をさせます

He is from California.→ 彼はカリフォルニア出身だ。で終わるのではなく、彼はカリフォルニア出身だ → He is from California. ができるようにすることが英語学習の目標であることを教えてあげて下さい。 英語ができるようにならない子供達はみな前者だけをやっているのです。


Question
私は浪人生で慶應大学の総合政策学部を目指しております。そこで英英辞典を使おうと考えているのですが、ズバリ二択でこたえてください!

<1> Oxford Advanced Learner's Dictionary
<2> COLLINS COBUILD ENGILSH LANGUAGE DICTIONARY

もう一つ聞かせて下さい!
書店に足を運んでみたのですが、OXFORDの辞典にも色々な種類があるようでどれにすればよいのかわかりません。受験勉強にはどれが適しているのですか。また、英英辞典を使うのに英和辞典も併用すべきですか。併用する英和辞典は何がお勧めですか。

Answer
ちなみに私は,<1>と<2>を,他の英英辞典と合わせて使って
います。私の好きなのは<2>ですが,それは現在の私にとって使いやすいということであってそれが即あなたにとって良い,とは言い切れません。同じ単語を引き比べてみて使い易い方を選んで下さい。OXFORDの辞典ならどれにするか,という質問の回答にも同じことが言えます。

英英辞典と英和辞典を併用すべきかどうかですが,英英辞典だけで事が足りるのなら英和辞典は不要です。つまり英英辞典の説明が満足に読めない人のために英和辞典はあるわけです。英和辞典に関しては過去のログをご覧下さい。

英英辞典を引く習慣をつけなければ「超長文」が出題される大学に入れない,と考えるのは本末転倒でしょう。「超長文」が何とか読める人は英英辞典がなんとか活用できるレベルである,と考えて下さい。そのレベルは英検で言えば準1級ぐらいでしょう。

一般に,英英辞典を引き始めて3〜5年は英和辞典との併用にならざるを得ないでしょう。我々の経験から言ってもそうです。英和辞典をあまり見なくてもすむ人というのは,英検で言えば1級に軽く合格するレベルの人です。


Question
大学入試には英語は単語集だけでなく熟語集もやったほうがいいんですか?
それから英語は一度上がったらもう下がらないと聞いたんですが本当ですか?

Answer
「単語集」「熟語集」を用いるべきかどうかは議論の分かれるところですが,大学入試に限らず,熟語はたくさん覚える必要があります。「熟語」の定義をイディオム,つまりlook forward to ...(…を楽しみに待つ)やbe under the weather(気分が悪い)などのように個々の単語の意味から連想しにくいものとするのであれば重要性は単語と同じですが,「熟語」をもう少し広く定義し,「catch ... Ving」(…がVしているところを見つける)や 「have 名詞 過去分詞」(…を〜される)のような動詞句や,It won't be long before ...(まもなく…となるだろう)などの文を成すものも含めるのなら,これらの「熟語」は単語の「一語一訳式」棒暗記より重要だと言えます。

二番目の質問に関してですが,英語も他の教科と同様,学習を継続しなければレベルは下がります。「英語は一度上がったら下がらない」というのは「継続している限りは下がることはない」という意味ではないでしょうか。



Question
独習でヒアリングの力を伸ばしたいのですが、どんな方法を取ったらよいでしょうか? 学生なのでできるだけ低予算で済ませたいのですが。

Answer
<1> 聞き取りの対象となるテーマや内容に関するテープやCD教材を探し,それを用いて聞き取りを行う。聞き取れなかった(理解できなかった)部分をスクリプトで確認する。

<2> 十分に聞き取れる(理解できる)ようになった内容をテープやCDの吹き込まれている声にあわせてシャドーイングする。

<3> 聞き取りの対象となるテーマや内容に関するリーディング素材に平素から目を通し,そこで用いられることばに慣れておく。

リスニング能力を伸ばすのはとても時間のかかることだと覚悟しておいて下さい。リスニング力は,語彙力,文法力(=文章構造を把握する力),リーディング能力(=頭ごなしに英語を読む力),理解力(=知識と思考力)の全てを要求されるからです。「半年や1年で驚くほど進歩する」などということは決してありませんので,甘い期待を抱かずにねばり強く続けることが大切です。



Question
英語のリスニングが苦手です。どうすればうまくなるでしょうか?

Answer
「英語のリスニングが苦手!」 という日本人は多い。TOEICや他の資格試験、また英語の2カ国語ニュースがよく聴き取れない原因の80%は、「ボキャブラリー不足」と「英語を英語の語順で素早く「読解」する力がない」こと。  あとの20%は音自体を認識できないこと。

映画やドラマの聞き取りになると「音の認識」が原因である割合が上記よりも上がる。

リスニングというと、みんなすぐに発音の問題、音の認識の問題と考えるがむしろ「読解力」の問題と言った方がよい。(ここでの「読解力」は 「英文和訳の能力」とは違いますよ)

「読解力」を養い、「リスニング」に結びつける一つの有効な方法として、「比較的短い基本例文をたくさん聴く」という方法が挙げられる。そしてここでの「基本例文」はあらゆる文法や語法項目がきちんと網羅されていることが望ましい。

まず足下を固めるためにお勧めしたいのは、以下のタイトル:

 ● ALL IN ONE EXERCISE 例文CD+小冊子

このセット教材に収録されている例文は全て、重要な文法テーマが含まれているので、あらゆるパターンの英文に音声面で触れることが出来る。これは非常に重要なポイント。

例文は全てナチュラルスピードで吹き込まれ、見開き頁に対訳がついているのですぐに意味が確認できる。また、聞き取れなかった原因が文構造の把握や文法、語法知識の欠落によるものだと自己判断した場合には、ALL IN ONE EXERCISEという別冊の問題集できちんと確認ができるように参照番号が振られている。

リスニングの基礎を確立するのに英会話学校も高いテキストも要らない。要は正しい問題認識とあなたの根気+やる気だ。



Question
私は社会人で仕事の都合もあり、一ヶ月位しか外国に滞在できません。一ヶ月で英語を習得できる訳は無いのですが、どうしても一度アメリカで一ヶ月程暮らしてみたいと思っています。自分が現地でどの様な形態を取って過ごすのが一番いい方法なのか決めかねています。ホームステイを体験するのもいいでしょうが、一日中家にいたり、その辺を観光したりして過ごすことになるのでしょうか?それとも日中はできたらどこかの英会話スクールを探し、参加した方がいいのでしょうか?いっそのことYMCAにずっと連泊し、ネイティブと出会って英語を体験するのがいいのか等、いろいろ悩んでいます。具体的に一ヶ月でどんな過ごし方がいいか提案してもらえませんでしょうか?取扱い専門業者に相談する前に、是非知識が欲しいのです。また、比較的安全な場所はやはり、なまりもでてくるのでしょうか?

Answer
外国に行くのなら,日本ででもできるような学習方法を選んでも意味がないのではないでしょうか。現地で英会話学校や語学セミナーに参加するのなら日本でももっと安くで同じことができるわけで。できるだけ現地の人(ホームステイ先の家族)と過ごす時間を取り,現地の文化に接することのできるようにすべきでしょうね。それを可能にするプログラムが用意されているのかどうかまでは私にはわかりませんから,業者に相談して下さい。ことばの訛(なまり)等は気にしないで大丈夫です。
ホームステイを経験してみたいとか,現地の文化観察や観光に対し特に興味がある,というのではなく単なる語学力の養成が目的なら何も高いお金を払って短期で海外に行く必要は全然ないと思いますよ。日本国内で等しい効果を得る方法を考えた方が賢明だと思います。特に女性だと治安なども心配でしょうから。 ご自分の動機をもういちど見つめ直して決定なさるのがよいと思います。



Question
日本国内で英語漬けになる方法の具体例を挙げていただけるとたいへん参考になるのですが、例を挙げていただけないでしょうか。実体験なんかも載せてもらえるとさらに好ましいです。よろしくおねがいします。

Answer
<1> 毎日読む新聞を英字新聞に変える。一面だけ読む,自分の興味のある記事だけ読む,など,毎日続けられるようにする。わからない単語は英和辞典ではなく英英辞典で確認する。

<2> セサミストリートや二カ国語放送の洋画,英語教育番組などを片っ端から録画しておいて暇な時に見る。勉強だと思わないことが大切。

<3> 常時,和英辞典や会話辞典を携帯し,日常生活の中でふと「これって英語で何て言うのだろう?」と思ったらすぐに辞書を引いて確認する。

<4> 日常生活の中で起こる出来事や感じたことを(その場で)英語で表現してみる。

<5> 外国人のメル友を作る。または外国人の友達を作る。

<6> 英会話学校などを利用する場合は,グループレッスンではなく,一対一のレッスンにする。外国人講師から何かを学ぼうという姿勢ではいけない。話の内容をシュミレーションしておき,必要となる英語の表現をあらかじめ調べておく。


これだけのことを行うのは大変なことのように思えるかもしれませんが,海外で生活するのはこれよりもっと大変なはずです。日本でこの程度のことができない人が海外留学した場合,ストレスが大きすぎて挫折したり,現地の日本人とばかり付き合ったりしてお金の無駄遣いになるような気がします。



Question
私は某半蔵門にある老舗(らしい)通訳学校に通う34歳派遣社員です。通訳クラスの一番下を半年終え、その厳しい世界の勉強をはじめたばかりです。 一般常識が弱いため、新聞などをすみからすみまで読めといわれております。 更に、リテンション力がよわい! 耳からきいておおまかなイメージをとらえることはできるのですが、リテンションしてリプロダクションとなると、新聞用語みたいなたとえば包括的核実験禁止条約とかばばばっとならぶと、死にそうになります。なにか良い勉強法はありませんでしょうか。

Answer
勉強法,と言われても,それは,新聞用語を(背景知識と共に)覚えるしかないでしょう。リテンションが弱いのは,背景知識が乏しいために話の内容が細かいところまで理解できず,記憶に残らないのです。通訳者養成のクラスというのは,当然ながら「通訳者を養成する」ことを目的としたクラスなので,プロとして仕事をする際の内容を想定して授業が進められます。ですから,例えば金融関係の仕事を行う場合には事前に資料に目を通
しておき,話の内容についていけるように知識を蓄えておき,さらに瞬時に適切な訳語が出るようにしておかなければなりません。通訳者はこのようにして年がら年中「中間テストや期末テスト前の高校生」のような勉強を繰り返しているのです。そんな勉強はいや,というのなら通訳者になるのは無理です。

ただ,通訳入門科レベル(英検1級程度)のクラスで,あまり専門的な用語ばかりを覚えさせるのも問題です。 このレベルの学習者は特定分野の名詞をたくさん覚えるのではなく,どんな分野にも共通する一般的な動詞,形容詞,名詞をたくさん身につけ,英語力自体を向上させなければなりません。これを行う方法としては,幅広い分野におけるリーディングとリスニングが(特に英検1級レベルの学習者には)必要なので,やはり(日英両方で)新聞を読む,ニュースを聴くというのは大切なことだと思います。



Question
長文読解のこつを教えて欲しいです。(譲歩構文とか)

Answer
「長文読解」というのは,一つの文が(20〜30語ぐらいから成り)長いもののことを指すのか,たくさんの文があって(1〜2ページ分とか)長いものを指すのかはっきりしませんが,「譲歩構文とか」とあるので,おそらく前者のことを指しているのだと考えてお答えします。

一つの文が長くなるのは以下の理由からです。

<1> 文と文が接続詞(because, if, when等)でつながれて長くなっている。

<2> 文中に名詞節と呼ばれる文(that節,間接疑問文,whether節,等)があり,長くなっている。

<3> 関係代名詞節や関係副詞節があり長くなっている。

<4> 名詞の後に同格のthat節があり長くなっている。

<5> 動詞が現在分詞や過去分詞に変えられて,それが文を修飾したり(=分詞構文),名詞を修飾したりして長くなっている。

<6> 第4文型(SVOO)と第5文型(SVOC)の文で,動詞の後に2つの要素が置かれるために長くなっている。

従って,「長文読解」に強くなるコツは,上記の<1>〜<6>に該当する知識内容を単語や熟語の習得と同時に行う,ということになります。これは1〜2週間の短期的な学習では不可能なので,そのつもりで。

ちなみに,上記の<1> 〜 <6> は ALL IN ONE の以下の単元で一通り身につけることができます:

<1> Chapter 14 副詞節
<2> Chapter 10 名詞節
<3> Chapter 12 関係代名詞 Chapter 13 関係副詞
<4> Chapter 11 同格
<5> Chapter 8 現在分詞と過去分詞
<6> Chapter 3 SVOO, SVOC





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