2.動詞の形と時制の関係

時を表す動詞の形(=時制)には,現在,過去,未来の基本形のほかに,完了形と進行形があります。以下の表は work という動詞を例にそれぞれの時制における語形の変化を示したものです。

それぞれの形がきちんと言えるようにしておくことと,その形が意味する内容がだいたい言えるようにしておきましょう。

時制 単純形 進行形
現在 (1) I work (2) I am working
現在完了 (3) I have worked (4) I have been working
過去 (5) I worked (6) I was working
過去完了 (7) I had worked (8) I had been working
未来 (9) I will work (10) I will be working
未来完了 (11) I will have worked (12) I will have been working

(1) 現在形
【作り方】
動詞の原形(=辞書に載っている形)。但し,主語が三人称,単数の場合は動詞の語尾にsをつける。また,be動詞の場合は is, am, are のいずれか。


【意味】
● 現在を中心に過去と未来を含む広がりのある時間を表します。現在の習慣や永続的な状況,性質,普遍的な真理を表します。「いつも…である」「…するものである」 という感じです。
● be動詞や知覚の動詞などを用いた場合に現在の一時的状況を表します。「(今)…している」 という感じです。
● 「(未来に)…することになっている」 と,変更の余地のない予定を表します。


(2) 現在進行形
【作り方】
is [am, are]+動詞のing形


【意味】
● 「(今)…している最中だ」 「(今は)…している」 と,現在の一時的状況を表します。
● 「…しかかっている」 と,寸前の状況を表します。
●.「…することになっている」 と,近い未来を表します。

(3) 現在完了形
【作り方】
have もしくは has +動詞の過去分詞


【意味】
過去とつながりをもつ現在形。現在までの完了・結果・継続・経験を表します。和訳は次のようになります:
…したばかりである」 「…し終えたばかりである」(完了)
…して今に至っている」 「…してその影響が今残っている」(結果)
今まで(ずっと)…し続けていた」(継続)
今までに…したことがある」(経験)

*「完了」と「結果」の用法は,どちらにも取れる場合が多くあります。



(4) 現在完了進行形
【作り方】
have(もしくはhas)+been+動詞のing形


【意味】
現在までの継続を表します。「今まで(ずっと)…し続けていた」 という意味です。上記(3)の現在完了形でもこの意味を表すことができます。


(5) 過去形
【作り方】
動詞の原形の語尾にedをつける


【意味】
● 「…した」 と,過去のある一時点の行為や出来事を表します。
● 「(ずっと)…だった」 と,過去の習慣や一定期間続いていた状況を表します。


(6) 過去進行形
【作り方】
was もしくは were+動詞のing形


【意味】
● 「…している最中だった」と,過去の一時点における進行中の出来事を表します。
● 「…しかかっていた」と,寸前の状況を表します。
● 「…することになっていた」と,近い未来の予定を表します。


(7) 過去完了形
【作り方】
had+動詞の過去分詞


【意味】
● 過去のある一時点までの完了・結果・継続・経験を表します。和訳すると次のようになります:
(その時点で)…したばかりであった」「(その時までに)…し終えていた」(完了)
(その時以前に)…して(その時に)至っていた」(結果)
(その時までずっと)…をし続けていた」(継続)
(その時までに)…したことがあった」(経験)
● 過去のある一時点からさらに過去にさかのぼった時点の行為や出来事を表します。和訳は 「(その時以前に)…した」 「(その時以前に)…していた」 となります。


(8) 過去完了進行形
【作り方】
had+been+動詞のing形


【意味】
(その時までずっと)…をし続けていた」(継続)


(9) 未来形
【作り方】
will+動詞の原形


【意味】
● 「(これから・未来に)…するつもりだ」 という主語(通常 I か we)の意志を表します。
● 「(未来に)…することになる(だろう)」 という予想を表します。

【補足】

will は動詞の働きを助けることばで助動詞と呼びます。
「will +動詞の原形」 を一般に「未来形」と呼びますが,will は主として 「(未来のことに関する)現在の意志」や「(未来のことに関する)現在の予想」などを表し,未来形という呼び方が適当かどうかは議論が分かれます。

(10) 未来進行形
【作り方】
will be 動詞のing形


【意味】
● 「…している最中だろう」 と,未来のある一時点における進行中の行為や出来事を表します。
● 「…することになる」 と,未来の予定を表します。


(11) 未来完了形
【作り方】
will have 動詞の過去分詞


【意味】
未来の一時点までの完了・結果,継続,経験を表します。和訳は次のようになります:
その時までに…してしまっている(だろう)」(完了・結果)
その時まで…し続けていることになる(だろう)」(継続)
その時まで…した経験をもつことになる(だろう)」(経験)

*この形を実際の英文で見かけることは比較的まれです。


(12) 未来完了進行形
【作り方】
will have been 動詞のing


【意味】
未来の一時点までの継続を表します。
その時まで…し続けていることになる(だろう)」 という意味です。

*この形を実際の英文で見ることはまれです。




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