英文法の必要性

「日本語を流暢に使える日本人が日本語の文法を知らないのだから、英語を学ぶにあたっても文法など学ぶ必要はなく、実践あるのみでよい」 というもっともらしい主張があります。これは、日本語であれ英語であれネイティブスピーカーが経験した膨大なインプットを無視した暴論です。実践のみで外国語を習得しようとすればネイティブなみの時間と労力が必要になり、現実的には外国語習得は不可能に近いことになります。

しかし英文法を知っていれば一のインプットを二にも三にもできます。足し算の外国語学習を掛け算に変えてくれるのが英文法です。たとえば英語には五文型というものがあります。

 第一文型S(主語)+V(動詞)
 第二文型S(主語)+V(動詞)+C(補語)
 第三文型S(主語)+V(動詞)+O(目的語)
 第四文型S(主語)+V(動詞)+O1(目的語)+O2(目的語)
 第五文型S(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)
 となっています。

要するに英語ではS(主語)+V(動詞)が先行します。O(目的語)があればその直後にくるのが基本です。ここが、「主語→目的語→動詞」となる日本語との大きな違いです。

同じアジア人でも「主語→動詞→目的語」という構造の言語を母語にする中国人は英語の上達が早いという説もあるくらいで、「主語→動詞→目的語」という英語の語順、いうなれば英語の発想が身につけば、英語を読むに際しても書くに際しても確実にレベルアップします。たとえば英文を読んでいて意味が取れない際には、動詞の近くに目的語があることを頭に置いて読み直してみると意味が取れることが多いです。

従来の英語教育では「英文法のための英文法」が横行していたとはいえ、英語の発想のエッセンスが英文法である以上、文法軽視の英語学習は余計な困難を進んで求めるようなものです。



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